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みなさま、こんにちは。目黒区 中目黒の歯科医院「中目黒ゲートタウン歯科室」 歯科医師の小林です。

歯は表面にでている歯冠と歯肉に隠れている歯根の大きく2つにわけられます。

歯は三層構造になっており、表面を覆うエナメル質は人体で最も硬い組織です。

食べ物を咬みきったり、すりつぶしたりするのに役立ちます。

中層には象牙質というエナメル質より柔らかい素域があります。

これが緩衝材として機能することで、硬くて割れやすいエナメル質を内側から守ってくれます。

一番奥にある歯髄（歯の神経）には血管や神経が通っており、歯の栄養と酸素を運ぶ重要な組織です。

歯髄の神経はさまざま刺激を痛みとして脳に伝えます。

虫歯の痛みも歯髄によるものです。

歯根の表面を覆っているのがセメント質です。

この部分は歯根膜を介して歯槽骨（顎の骨）と結合されることで歯を固定しています。

歯根膜は主にコラーゲン繊維からできており、咬む力を緩衝する役割や、セメント質へ栄養供給も行っています。

また咬んだ時の感覚も歯根膜によるものです。

咬む感覚を脳に伝えることで咬む力の調整にも関わっています。

食べ物を美味しいと感じる要素の一つに食感がありますが、それも歯根膜で感じ取っています。

したがってインプラント治療ではインプラント体（骨の中に入るネジの部分）が骨と直接結合するために、天然の咬み心地とは多少異なると言われています。

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