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みなさま、こんにちは。目黒区 中目黒の歯科医院「中目黒ゲートタウン歯科室」 管理栄養士の難波です。

今回は噛むことの大切さについてお話していきます。

突然ですが、「ひみこのはがいーぜ」という言葉をご存じでしょうか？

これは1990年に噛むことの大切さを考えることを目的として発足した日本咀嚼学会の標語です。

現代の食事は柔らかく噛み応えのないものが多いため噛む回数が減ってしまっていますが、弥生時代の卑弥呼は、おこわや乾燥した木の実、干物など硬くて噛み応えのある食事をとることが多く、噛む回数が現代人の食事の約6倍だったそうです！

そこで、噛むことの効用をわかりやすく学ぶために生まれたのが『ひみこのはがいーぜ』という標語です。

では、よく噛むことは具体的にどんな良い効果をもたらすのでしょうか。

ひみこのはがいーぜ　～よく噛む8大効用～

【ひ】肥満防止

ゆっくりよく噛んで食べることで、満腹中枢が刺激され、食べすぎを防ぎます。

【み】味覚の発達

よく噛んで味わうことで、食品の素材本来の味がよくわかります。

【こ】言葉の発音はっきり

口の周りの筋肉を使うようになり、表情が豊かになります。また、舌もよく動くのできれいな発音ができます。

【の】脳の発達

脳に多くの血流が流れるようになり、脳が活性化します。子供の知育を助け、高齢者の認知症予防にもつながります。

【は】歯の病気予防

唾液には歯周病菌、虫歯菌の繁殖を抑える働きがあります。噛めば噛むほど唾液の分泌量が増え、虫歯予防や歯周病予防につながります。

【が】がん予防

唾液中の酵素には発がん物質の発がん作用を消す働きがあります。

【いー】胃腸快調

食べ物が細かく砕かれ、消化酵素の働きを助けます。

【ぜ】全力投球

歯を食いしばることで力を入れることができます。

よく噛むことによって、食べ物の消化を助けたり、病気を予防できたり、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができたり、健康に役立つ効果がたくさんあります。噛むことは私たちの生活や健康を維持するために大切なことです。

皆さんもぜひ、ひみこのはがいーぜを意識して食事をしてみてはいかがでしょうか？

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