歯を着色させやすい食品は?

   

みなさま、こんにちは。目黒区 中目黒の歯科医院「中目黒ゲートタウン歯科室」 管理栄養士の難波です。


さて、今回は『歯の着色』についてお話します!

着色の原因としてよく知られているのは緑茶やコーヒー、赤ワイン、カレーなどですが、その他にも着色汚れが付きやすい食品はたくさんあります。

食べ合わせや摂りすぎに注意が必要な『着色性食品』と『着色補助食品』についてご説明します。

『着色性食品』とはその名の通り、歯を着色させやすい食品のことです。


もう一つ『着色性補助食品』というものがあります。単独では着色することはないが、着色性食品と一緒に食べることで歯の着色を強めてしまう食品のことを言います。口内を酸化させることで歯の表面が溶けやすくなる環境を作り出してしまうことで、着色しやすくなってしまうといわれています。

着色性食品

緑茶、ウーロン茶、コーヒー、赤ワイン、コーラ、ソース、ケチャップ、ブルーベリー、赤ブドウ、カレー、人工着色料を含む食品、たばこ


着色性補助食品

アルコール飲料、スポーツドリンク、炭酸飲料、ほうれん草、クエン酸、柑橘類

着色性食品と着色性補助食品を同時に食べてしまうと本来以上に歯の着色が進んでしまいます💦

「赤ワインとチキンのトマトソース煮」「カレーライスと炭酸飲料」のような組み合わせは要注意ということになります。

反対に、歯を白くする食品もあります。

★パパイヤ
着色汚れは、歯の表面のたんぱく質の膜に付くことで定着していきます。パパイヤに含まれているパパインという酵素にはタンパク質を分解する働きがあり、(ちなみに肉もやわらかくなります)歯についた汚れを落とす働きもあります。


★オレンジ・パイナップル・イチゴ
オレンジ、パイナップルにはブロメラインという酵素があり、歯垢を除去してくれる作用があると研究されています。イチゴはステインに強いというリンゴ酸を多く含んでおりクリーニング効果がある食品です。


★噛み応えのある食品
噛み応えがある食品はしっかり噛むことで唾液の分泌を促すことになります。セロリ、ニンジン、ゴボウなどの野菜類などです。これらは前歯でかじることによって歯の表面の汚れも取ってくれます。

歯のセルフケアはブラッシング以外にも選ぶ食べ物によってもケアができるということが少しお分かりいただけたでしょうか?


組み合わせや食べる順番に少し気にしていくことで、歯の健康を増進していけます。
ご質問等ございましたらご来院の際に気軽にお声かけくださいね!

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