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みなさま、こんにちは。目黒区 中目黒の歯科医院「中目黒ゲートタウン歯科室」 管理栄養士の難波です。

さて、今回は『定期検診の重要性』についてお話ししたいと思います。

みなさんは、定期的に検診・クリーニングへ歯医者さんへ行っていますか？痛くなったときだけ歯医者さんへ行く方も多いのではないでしょうか。

『歯周病』という病気は多くの方が一度は耳にしたことがあるかと思います。歯を失ってしまう理由の一つと言われる、歯周病ですが、どれほど恐ろしいものなのでしょうか。またなぜ歯周病が定期検診と関係しているのでしょうか。

歯を失ってしまう原因として、虫歯と同じ割合で歯周病が原因というデータが厚生労働省より出ています。定期的に検診クリーニングへ行っている方とそうでない方では将来の残っている歯の本数が大きく変わってくるのです。

歯周病ってどんな病気？

細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯茎や歯を支える骨を溶かしてしまう病気です。放っておくとそのうちポロッと歯が抜け落ちてしまいます💦

成人になると、虫歯のリスクだけでなく歯周病のリスクも同時に高くなります。

歯周病の恐ろしいところが、自覚症状があらわれたときはすでにかなり進行していることが多く、慢性の病気であるため、１度歯周病になってしてしまうと一生完全に元に戻すことができません。

また、市販の歯周病用の歯磨き粉や洗口剤には予防効果しかなく、ご自身の歯磨きだけでは歯周病の進行を止めることができないのです。

どのようにして歯周病の進行を止めたら良いの？

下記のイラストの中央の歯の歯茎の奥に黒い汚れがありますが、これは『歯石』と言われるものです。歯周病の進行を食い止めるにはこの歯茎の奥の歯石を除去する必要があります。歯茎の奥の歯石除去は、ご自身の歯磨きでは出来ず、歯科医院でなければきれいに除去することができないのです。

また歯周病の進行状況を知る為にも、歯科医院へ行く必要があります。歯周病はどのように進行していくのでしょうか。

『軽度歯周病』では、歯磨き時に出血したり、歯肉の色が赤くなったり、あまり自覚症状がないので気づきにくいのです。

『中度歯周病』では、軽度の歯周病の症状に加えて、歯が少しぐらつき始めたり、硬いものが噛みづらくなってきたり、歯肉から出血や痛みも出てきます。中度まで進行してしまうと、歯を支えている骨が半分ほど溶けてきてしまっているのです。そのため、歯肉もだんだん下へと下がってきてしまいます。

『重度歯周病』では、歯を支えている骨が2/3以上溶けてしまい、歯肉は赤く腫れ、膿が出たり、歯肉が下がり歯根が見えてきたりもします。また、歯を支えている骨がかなり溶けてしまっているので、かなり歯が揺れ、しまいには抜けてしまうこともあります。また、口のネバ付きや口臭もあります。

歯周病予防の基本は歯石が付かないようにすることで、毎日の歯磨きに加え、歯科医院での定期的な歯石除去が有効です。

このように、定期的に検診クリーニングを受けることで、虫歯チェックだけでなく、歯周病の進行状況や歯石取りなど、早期発見早期治療により、病状を最小限に抑えることが出来るのです。

その為、将来一本でも多く歯を残せるよう今のうちから定期的に歯科医院へ通うこととても大切なのです！