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みなさま、こんにちは。目黒区 中目黒の歯科医院「中目黒ゲートタウン歯科室」 歯科医師の小林です。

師走、いよいよ寒くなってまいりました。

忙しい時期、風邪などひかず、気を付けてお過ごしくださいね。

さて前回の私のブログ、

https://www.nakamegurogt-dc.com/blog/270/

こちらの続きになります。

まだ読んでない方はこちらを呼んでから、今日のブログをお読みいただくととても理解が深まりますので是非！

さて、王道の歯ブラシですが、適切なセルフケアを実行するには、まず「歯磨き」の目的を意識しましょう。

子供のころの歯磨きは虫歯予防が第一でした。

しかし、４０～５０代は歯周病の進行を抑えるケアにポイントを置きます。

加えて、加齢の影響で下がり気味の歯茎から露出してくる「根面」（歯の根っこ）にできる根面う蝕、別名「大人むし歯」にも注意が必要です。

歯は表面を覆う硬いエナメル質とその下の象牙質の二重構造で、加齢とともに根元に露出してくる象牙質はエナメル質よりも柔らかく酸に弱いです。

根面にう蝕ができると進行が早く、歯の喪失の原因にもなります。

以前より食べかすが歯に詰まり、食後にようじを使うことが増えてきたら、セルフケアの見直し時です。

世界的にコンセンサスが得られた、虫歯に対する成人のセルフケアの常識は、

①食後と就寝前の１日２回以上、高濃度のフッ化物入りの歯磨き剤でブラッシングを行う

②フッ化物の適量は1~1.5ｇ（ヘッドの長さが２ｃｍの歯ブラシなら毛先の三分の二程度）

③ブラッシング時間は２分以上

④うがいは少量の水で１回程度にとどめる

⑤ブラッシング後はフッ化物をとどめるため、理想的には二時間は飲食を控える

の５点です。

一方の歯周病予防はというと、これはもうひたすら「歯と歯肉の間の歯垢を物理的にこすり取る」しかないです。

ただ、丁寧なセルフケア続けようとしても、忙しさに紛れていつの間にかおざなりになるのが人間と言うものです。

歯科医院で指導された慣れない歯磨きの仕方を続けるのはそう簡単ではありません。いつの間にか元の磨き方に戻ってしまいます。

そこで「自分の手癖や生活パターンに歯磨きの道具を合わせ、理想の歯磨きに近づける」という発想の転換で、市販の歯ブラシの特徴をひもといて、自分に合った１本を選んでいきましょう。

次回、歯ブラシの選び方を私のブログでご紹介します。ご紹介します！是非お楽しみに！！

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