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みなさま、こんにちは。目黒区 中目黒の歯科医院「中目黒ゲートタウン歯科室」 トリートメントコーディネーターの村田です。

今回は、ブログのタイトルにあります「歯ごたえ」についてお話したいと思います。

さて、皆さん、レンコンやお肉やリンゴなどといった食べ物は、いったいどこでどうやって感じているか、ご存知でしょうか？

実は…歯の表面に感覚はないのです!

「歯ごたえ、歯ざわり」など、食感を表現するのに、「歯」という言葉が良く使われています。この歯ざわりや歯ごたえという感覚とは、歯の感覚と、咀嚼筋の感覚から成り立っていると言われております。

まず、この場合の歯の感覚とは、むし歯になったとき、痛く感じる感覚とはまた別のものです。そして、歯の感覚は、歯の表面のエナメル質で感じるのではなく、歯の根の周りを覆っている歯根膜の圧力を感じるセンサーで感じます。また、咀嚼筋の感覚は、顎を動かす筋肉の中にあるセンサー（筋紡鍾)が感じる感覚の事を言います。筋肉の感覚は、とても敏感です。例えば、階段を上っていて、高さの不揃いなところがあれば、目でみてもわかりにくいわずかな段差でも、すぐに歩く感じでわかりますよね。それは足の筋肉の感覚が働いているからなのです。

では、また歯のお話に戻ります。食べ物の美味しさを感じる歯根膜は、歯を失うと、実は同時に歯根膜も失ってしまいます。優れた素材の入れ歯やインプラントが開発され、歯の代わりの部分は務まるかもしれません、しかし、歯根膜については、残念ながら、いまだ同じ働きをさせることはできません。入れ歯では、歯肉が歯根膜の代わりになると言われておりますが、実は感度は、かなり落ちると言われております。生涯にわたって、楽しい食生活を送る為にも、自分の歯を失わないように、日ごろから、セルフケアを行っていきたいものですね。

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