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みなさま、こんにちは。目黒区 中目黒の歯科医院「中目黒ゲートタウン歯科室」 管理栄養士の難波です。

舌の役割は？と聞かれたら皆さんはなんて答えますか？

食べ物の味を感じることと答える方が多いかもしれませんが、舌の役割はほかにもたくさんあります。

今回は舌の役割について詳しくお話します！

★味覚

舌の表面には味覚を感じるセンサー『味蕾』があります。味蕾とは、味細胞の集まりで、甘味、苦味、塩味、酸味、旨味などを感じることが出来ます。味を感じるセンサーの大部分が舌にあり、機能が低下すると味の感じ方にも変化が出てきます。

★咀嚼と嚥下

食べる行為そのものにおいても舌は重要な働きをしています。食べ物を口に取り込むとき、まず舌で食べ物を受け取り、食べ物の食感や温度を感じ取ります。その後、舌で食べ物を歯と歯の間に運んだりうまく噛めるように支えたりして食べ物をかみ砕きます。食べ物が飲み込めるほど細かくなったら、舌で押し込む筋力を使って咽頭に送り込み、食道に向かって食べ物を押し流しています。

★発音

普段発音している言葉にも舌が欠かせません。話したり歌ったりするときには舌を動かして音を作っています。言葉は声帯から発せられた振動した空気を口の中の共鳴によって様々な音に変化させて作られます。

★歯並び

舌先は安静時や食べ物を飲み込むときには上の前歯の少し後ろの位置にあります。しかし、歯を内側から支える舌が左右どちらかに偏っていたり、特定の歯を舌で押す癖があると、舌が歯に当たっている状態になり、噛み合わせが悪くなったり歯並びが乱れてしまいます。