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初期虫歯の進行を予防する為には・・・

①適切な歯磨き

初期虫歯は適切かつ丁寧な歯磨きで進行を予防できる為、できるだけ汚れを溜めないように、一歯一歯を丁寧に磨きます。

②食事

ダラダラと長い時間をかけて食事をする習慣があると、初期虫歯が発生しやすいです。ダラダラ食べは避け、食事と次の食事の間はしっかり時間をあけましょう。食事をしていない時間があることで、唾液による歯の表面の再石灰化が期待できるからです。間食の回数が多くなることでも初期の虫歯のリスクが高まり本格的な虫歯へ進行しやすくなるため注意が必要です。

③フッ素の活用

初期の虫歯では、エナメル質の内部に脱灰(カルシウム成分が溶け落ちる状態)が起こっている状態であり、これにはフッ素による再石灰化(カルシウムが溶け落ちた部分をフッ素が補強する)が有効です。

フッ素には石灰化を促す作用があります。しかし、エナメル質の脱灰によって生じた白いシミは、フッ素で消せるわけではありません。エナメル質がそれ以上溶け出してしまうのを防ぐのがフッ素であり、見た目まで元の状態に戻すことはできません。

永久歯が生えたばかりの小児では、噛む面の溝に「シーラント」というフッ素入りのプラスチックを詰める処置も初期の虫歯に有効的です。小児では、大人に比べて表面のエナメル質が充分な強化がなされておらず、また、食生活などからも、虫歯になりやすいからです。

④定期検診

定期的に歯科検診を受けることで、初期の虫歯は予防できます。4ヶ月に1回程度の頻度で検診を受診すれば、初期の虫歯を効率良く予防することが出来ます。

いかがでしょうか、初期虫歯について理解を深めていただけたかと思います。

初期虫歯にしてしまったということは、その箇所は充分には磨けていなかったということです。それまでと同じレベルの歯磨きでは確実に進行します。今まで以上にブラッシングを頑張って入念にしていただく必要があります。状態に合わせて、歯ブラシのテクニックやコツ、おすすめの歯ブラシや歯磨剤をご案内しておりますので、お気軽にお尋ねください。

いずれの段階の虫歯にせよ、早期治療が歯の予後を左右します。あやしいなと思ったら早めの受診をしていただくこと、定期的な検診がキーポイントになります。

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