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皆様、こんにちは。目黒区 中目黒の歯科医院「中目黒ゲートタウン歯科室」 歯科助手の重野と申します。

今回は、タイトルにあります「レジン充填」についてお話します。

さて、皆さんはレジン充填(直接つめる詰め物)について詳しい説明を受けたことがありますか？

「説明を受けたことがない！」という方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、「レジン充填」には種類がございます。

素材が『プラスチックのコンポジットレジン』と『セラミックとプラスチックの混合の強化プラスチックのハイブリッドレジン』がございます。

プラスチックのコンポジットレジンはいわゆる『CR』と呼ばれており、セラミックとプラスチックの混合の強化プラスチックのハイブリッドレジンは『ダイレクトボンディング』と呼ばれています。

レジン充填の種類を選択する際に3つの視点が大切となってきます。

また、お口の状態やご希望によっても選択が変わってきます。

①健康面・機能性　→　再発リスクや噛み合わせ

②耐久面　→　長持ちするかどうか

③審美性(見た目)　→　自然な見た目かどうか、変色しないかどうか

『CR(コンポジットレジン)』では、以下のような特徴があります。

・前歯の小さなむし歯に適しており、奥歯に充填する際には注意が必要

・プラスチックの為欠けやすく、耐久性に劣る

・水を吸いやすく膨張しやすい

・早期に変色を起こしやすい

・汚れや菌が付きやすい

・保険適用で比較的安価に治療を受けれる

なぜ汚れや菌が付きやすいのかというと、

歯の表面はマイナス(－)に帯電し、プラークもマイナス(－)に帯電している為、ブラッシングによりプラークを歯から簡単に除去することが出来ます。

ですが、CR(コンポジットレジン)の表面はプラス(＋）に帯電し、プラークはマイナス(－)に帯電している為、CR(コンポジットレジン）とプラークは静電気的にくっつきやすく、ブラッシングしても簡単に除去することが出来ないのです。それにより、汚れや菌が付きやすくなってしまいます。

『ダイレクトボンディング(ハイブリッドレジン)』では、以下のような特徴があります。

・前歯の小さなむし歯だけでなく噛み合う面の奥歯にも適している

・欠けにくく耐久性がCR(コンポジットレジン)より高い

・変色しにくい

・水を吸いにくく膨張しにくい

・汚れや菌が付きにくい

・保険適応外の為コストがかかる

なぜ汚れや菌が付きにくいのかというと、

ハイブリッドレジンの表面には多くのセラミックが含まれておりマイナス(－)が多く帯電し、プラークもマイナス(－)に帯電している為、ブラッシングにより比較的簡単にプラークを除去することが出来ます。

レジン充填といっても、こんなにも特徴が異なるのです。

※『CR(コンポジットレジン)』『ダイレクトボンディング(ハイブリッドレジン)』にて治療ができるかどうかの判断は担当医が実際にお口の状態を見てからの判断になります。その為、CRやダイレクトボンディングをご希望の方は一度クリニックへご受診することをお勧め致します。

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